iMac2020

【おさらい】新型iMac2020メモリ増設の不具合について

2020年8月22日

メモリ32GB増設したところ、メモリ周波数2,667MHzから2,133MHzへと低下するという現象が発生しました。

【おさらい】新型iMac2020メモリ増設の不具合について

つぶやき人

このブログにおいて新型iMac2020のメモリ増設にメモリクロックの不具合について取り扱ってきました。

新型iMac2020のメモリ増設にともなう記事が散乱しているので、これまでの経緯などをとりまとめて教えてほしい。

これまでの記事

こんなお悩みを解決します。

 

本記事の内容

この記事の要約

  • Apple公式回答のメモリスロット1・2および3・4にメモリ挿入を行った場合、メモリクロック2,667MHzは維持されるものの必ずシングルチャネルとなり、メモリ速度は半減以下となる。
  • 挿入するメモリ4枚すべてが「同一メーカー」「同一容量」「同一型番(パーツ番号)」でない限り必ずメモリクロックが2,133MHzに減少してしまう。(ただしApple推奨よりもメモリ速度は3−4割ほど高い。)
  • 新型iMac2020へのメモリ増設について、メモリスロット1・3および2・4の組み合わせで挿入すれば、「デュアルチャネル効果」が発揮される。
  • 「同一メーカー」「同一容量」「同一型番(パーツ番号)」メモリを揃えることができない場合は、(1)初期の4GB×2を外してメモリクロック2,667MHz維持を図るか、(2)メモリクロック2,133MHzと表示されることを無視して使うこと。しか生きる道なし。

※2020年8月23日更新(取り消し線)

新しくブログ記事に投稿しますが、メモリ4枚差し=2,133MHzとなるのが「CPU仕様」であることが発覚しました。よってどんな条件でメモリ挿入しようが4枚になれば必ず2,133MHzとなる模様です。詳しくは、ブログ更新記事「新型iMac2020メモリ増設=2133MHzが正しかった?!」へ。

同一メーカー、同一パーツ番号云々については、不明な点が多く、仮に4枚同一であった場合は、4×シングルチャネルが発動してしまい、メモリクロックは2,667MHzが維持できますが、メモリ速度はシングルチャネルと比べて半減してしまうおそれがあります。

 

本記事の信頼性

こんにちは。このブログ管理人nori( @noriakiasoblog )です。

この記事の信頼性は、次の事項により担保されています。

ブログ執筆者自身が、新型Retina 5Kディスプレイ27インチiMac2020最上位(3.8GHz)モデルを購入してメモリ増設を行いメモリクロックの不具合に遭遇している本人であること。

その他、ブログ執筆者本人がAppleサポートなどに問い合わせを行った体験談に基づきブログ記事としていること。

nori

 

それでは、2020年8月8日から約2週間における新型iMac2020メモリ増設におけるメモリクロック不具合問題について、何が問題で、要点は何であるのかをYouTube、TwitterなどのSNS、このブログコメントの情報に基づき解説しますので、メモリ増設不具合問題について整理していきましょう。

【時系列で解説】新型iMac2020メモリ増設の不具合について

それでは、これまでこのブログで解説を行ってきた新型iMac2020のメモリ増設に伴う不具合に関連する記事と、YouTube、Twitterなどでの情報について時系列で整理しながら解説していくこととします。

ボクが新型iMac2020増設用メモリを8月5日(Retina 5Kディスプレイ27インチiMac2020最上位(3.8GHz)モデル発売日)に購入し、Amazon.co.jp経由で増設用メモリが到着したのは8月8日(土)でした。

その前の8月6日(木)、すでに、YouTubeまみよしさんというお方が、メモリ増設に伴うメモリクロックの不具合についてYouTube動画として投稿されていました。

8月6日まみよしさん新型iMac2020メモリクロック不具合動画

YouTuberのまみよしさんというお方がすでにご自分のiMac2020のメモリ増設を行い、メモリクロックの不具合(既定2,667から2,133MHz)に減少する問題について動画で言及されていました

まみよしさんが使用されたメモリは、Crucial by Micron「CFD販売 ノートPC用メモリ PC4-21300(DDR4-2666) 16GB×2枚 260pin (無期限保証)(Crucial by Micron) W4N2666CM-16GB」です。

下の表は、メモリスロットに挿入されたメモリとメモリクロックの関係を示したものです。

A,BとあるのはチャンネルのことでA1はチャンネルAの1番目、A2はチャンネルAの2番目と規定します(以下同じ。)。

NoCH.2,667MHz2,133MHz2,133MHz2,667MHz
A101640
A2441616
B101640
B2441616
状態初期状態✗不具合✗不具合OK

ここで得られた結果は、Apple純正メモリと異なるメモリを使用した場合は、2,113MHzとなってしまうということが発覚したというものでした。

8月8日新型iMac2020増設用メモリ到着・メモリ挿入

Amazon.co.jp経由で新型iMac2020に対応した増設メモリ16GB×2枚「Crucial 32GB Kit (2 x 16GB) DDR4-2666 SODIMM CT2K16G48FD8266」を購入して、2020年8月8日に届く。

同日、Retina 5Kディスプレイ27インチiMac2020最上位(3.8GHz)モデルのメモリソケットにメモリ増設を行ったところ、メモリクロックが既定の2,667から2,133MHzへ減少してしまう不具合を発見。

ブログ記事「【メモリ増設失敗!】5K Retina27インチ新型iMac2020最新モデル」において新型iMac2020メモリの取り付け方と取り付けた結果について掲載。この頃は、メモリクロックの不具合は、自分のメモリ増設の誤りから発生しているものと思い込んでいたため、「メモリ増設失敗」という表題にしていました。

ボクが得られた結果もまみよしさんと同様のもので次のとおりとなりました。

NoCH.2,667MHz2,133MHz2,667MHz2,667MHz
A101604
A244164
B1016016
B2441616
状態初期状態✗不具合OK?シングルチャネル

この時すでに、前回記事「【Appleサポート電話回答】新型iMac2020メモリ増設不具合問題」で得られたApple公式回答と同様の方法を試していました。

このこと自体がシングルチャネルとなっており、デュアルチャネルが機能していないことは、このブログコメントで判明しました。

8月9日まみよしさんAppleサポートへ確認動画アップ

8月9日、まみよしさんが新型iMac2020のメモリ増設動画を再度アップされました

まみよしさんは、Apple純正メモリの製造元が「SK Hynics」であることからTimetec社のHynicsメモリTimetec Hynix IC ノートPC用メモリ 32GB(2x16GB) DDR4 2666MHz PC4-21300 Dual Rank 260 Pin SODIMM 永久保証 (32GB(2x16GB))を導入すれば、純正メモリ4GB×2(SK Hynics)と16GB×2(SK Hynics)とを組み合わせればメモリクロックが2,667MHzの正常値を保つことができるのではないかという仮説を立てます。

動画でアップされた結果は次のとおりとなりました。

※C16:Crucial by Micron「CFD販売 ノートPC用メモリ PC4-21300(DDR4-2666) 16GB×2枚 260pin (無期限保証)(Crucial by Micron) W4N2666CM-16GB」

S16:Timetec社のHynicsメモリTimetec Hynix IC ノートPC用メモリ 32GB(2x16GB) DDR4 2666MHz PC4-21300 Dual Rank 260 Pin SODIMM 永久保証 (32GB(2x16GB))をそれぞれ意味します。

NoCH.2,133MHz2,667MHz2,133MHz2,133MHz
A1S164C16
A24S16S16S16
B1S164C16
B24S16S16S16
状態✗不具合OK✗不具合✗不具合

メモリクロックが正常値である2,667MHzであったのは、メモリスロット2・4に挿入したケースのみ。

1番目と3番目は、4GB×2と16GB×2の製造元が「SK Hynics」であったものの、同じパーツ番号でなかったためか2,133MHzとなってしまいました。

アップルサポートへ確認をとったところ、メモリクロックの不具合が、仕様なのかトラブルなのかについて開発側に確認をとるということでした。ここでも「開発・エンジニア」という用語が出てきましたね。

8月11日めがねchさんYouTubeでも新型iMac2020のメモリ増設不具合報告あり

YouTuberのめがねchさんもメモリ16GB×2を増設したところメモリクロックが2,133MHzに減少する不具合に遭遇。

8月13日まみよしさんAppleサポート公式回答あり

まみよしさんAppleサポートからの公式回答を得てその模様をYouTube動画にアップします

このときのAppleサポートの公式回答は、iMac2019とiMac2020ではメモリの仕様が異なる。

新型iMac2020のメモリ増設を行う場合は、A1,A2およびB1,B2の同じチャンネル内でメモリ挿入を行うこととされた。

公式見解であり、アメリカAppleウェブサイトに更新される予定である。

という今回「【Appleサポート電話回答】新型iMac2020メモリ増設不具合問題」で得られた内容とAppleサポートの姿勢は一切変わっていないということになります。

【Appleが推奨する新型iMac2020メモリ増設方法】

NoCH.2,667MHz
A14
A24
B116
B216
状態?シングルチャネル

【Appleサポート電話回答】新型iMac2020メモリ増設不具合問題」でも触れましたが、Apple公式回答を守るとすれば、シングルチャネル(同一チャンネルに同一メモリを挿入すること。)となり、メモリ速度は半分となります。

本当にこれがAppleの公式回答なのか疑いたくなるのですが、確定された公式回答だということなので、従うしかなさそうです。

ちなみにボクは従いません。

8月15日メモリ速度計測ソフト開発者よりこのブログにコメントあり

なんとメモリモジュール測定ソフト「AmorphousMemoryMark」の開発者がこのブログにコメントを寄せていただきました。

以下「AmorphousMemoryMark」作者のコメントです。

Retina 5Kディスプレイ27インチiMac2020最上位(3.8GHz)モデルのCPU仕様は、メモリーチャンネルは2チャンネルであり、最大でデュアルチャネルの効果しか得られないこと。

別種類のメモリを共同動作できるクロックが低くなるのではないか。

同一種類のメモリだけを、たとえば初期の4GBを外すなど、メモリスロットに挿入すれば正常に動作するのではないか。

最終的にはここに行き着いてしまうのではないかと思われます。

AmorphousMemoryMark」作者の桂さまのおっしゃるとおり、メモリクロック2,667MHzを維持しながらメモリ4枚を挿入したいのであれば、同一容量・同一メーカー・同一型番を4枚挿入しなければならなそうです。

次の日には、このブログコメントにそれを裏付けるコメントが。

8月16日同一メーカーメモリ×4枚挿入しても2,133MHzとなるbyこのブログコメント

ブログコメントをくれた方が使用したメモリは、[X]Crucial16GB×2、別のところで購入した[Y]Crucial16GB×2枚を新型iMac2020に挿入したところ次のとおりとなり、一方はメモリクロックが2,667MHzから2,133MHzとなり、シングルチャネルであればメモリクロックを2,667MHzを維持したということでした。

【メモリ内訳】

16[x]:Crucial製メモリ16GB×2枚A店で購入

16[y]:Crucial製メモリ16GB×2枚B店で購入

NoCH.2,667MHz2,133MHz
A116[x]16[x]
A216[x]16[y]
B116[y]16[x]
B216[y]16[y]
状態?シングルチャネルデュアルチャネル

ここで得られた重要な教訓は、同一メーカー・同一容量であっても全く別のメモリと判別され、弾かれてしまうというものです。

同一メーカーで同一容量であれば、メモリクロック2,677MHzを維持できるとの考えでしたが、新型iMac2020のメモリ増設4枚挿入の条件は次のようになりそうです。

・新型iMac2020のメモリ増設に際し、メモリクロック2,667MHzおよびデュアルチャネルを維持するためには、

「同一メーカー」かつ「同一容量」かつ「同一パーツ番号(型番)」であることを要する(仮説)。

8月16日、謎のYouTuber検証結果を受けて

現在、こちらのYouTuberの方の動画は自ら削除されており、残念ながら視聴することはできません。

この方の新型iMac2020メモリ増設時の検証動画もこのブログで行っていたことと同一であり、次のとおりとなりました。

1・3,2・4のメモリ2枚差しはメモリクロック2,677MHzを維持する。

容量、メーカー等が異なるメモリを挿入するとメモリクロック2,133MHzに落ち込む。

1・2および3・4にメモリ挿入を行えばメモリクロック2,667MHzを維持するが、シングルチャネルのためメモリ帯域幅は大幅に落ち込む。

メモリクロックの表示2,133MHzに誤りがあるのではないか?

非常に的を得た動画でしたので、現在削除されており、残念です。

8月16日、Twitterねぉさんによる検証結果を受けて

8月16日、Twitter上でねぉさんの検証ツイートが話題になりました。

ねぉさんの検証結果は次のとおりです。

なお、ねぉさんの新型iMac2020のメモリ増設の検証で使用されたメモリは、Samsung 32GB DDR4 2666MHz RAM Memory Module for Laptop Computers (260 Pin SODIMM, 1.2V) M471A4G43MB1となります。

NoCH.2,667MHz2,133MHz2,667MHz
A132432
A203232
B13244
B20324
Read[GB/s]33.726.8517.78
シングル最大[GB/s]21.317.121.3
デュアル最大[GB/s]42.734.142.7
Single/DualDualDualSigle
メモリ速度/最大値79.0%78.7%83.3%
状態OK✗不具合Apple推奨

ねぉさんの検証結果を表としてまとめると一番わかりやすいかと思います。

メモリ速度のRead[GB/s]は、メモリモジュール計測ソフト「AmorphousMemoryMark」を使用したもの。

上の表で「シングル最大[GS/s]」とあるのは、メモリクロック2,667MHzのメモリ速度最大値は、21.3GB/sなのでそれを、デュアルとなれば21.3×2の42.7GB/sとなります。

メモリ速度が33.7GB/sとあり、シングル最大21.3GB理論値を超えてしまっているため、シングルチャネルではないことが確定され、デュアル最大速度の42.7>33.7となり、この組み合わせはデュアルチャネルであると結論付けることができます。

32GBメモリをお使いになっているということもあり、ボクのメモリ速度(帯域幅)よりも数字は30%ほど高いです。

メモリ容量もスピードの高さの要因となるのかもしれません。

いずれにせよ、Apple公式回答に基づく方法であるとシングルチャネルとなり、メモリ速度は半減します。

明らかに速度が落ちます。

どう考えてもApple公式回答(関連記事「【Appleサポート電話回答】新型iMac2020メモリ増設不具合問題」)がおかしいと思いますが仕方がありません。

8月20日、エキサイトニュース「iMac2020メモリ増設するとメモリ動作クロックが下がる場合も」

とうとう、エキサイトニュースが掲載してくれました。

記事名は「iMac (Retina 5K, 27-inch, 2020)へのメモリ増設で、メモリ動作クロックが下がる場合がある」です。

記事の中では、未だ、新型iMac2020へのメモリ増設でメモリ動作クロックが下がる場合があるという表現にとどめており、多くのiMac2020ユーザーに発生している現象であることは伝えられていません。

もっと多くの方にこの不具合の事実を知っていただきたいものです。

 

【結論】新型iMac2020メモリ増設の不具合について

これまで紹介してきた様々な方の検証により、新型iMac2020のメモリ増設時には、次の要件が揃っていない限りメモリクロックが2,667MHz正常値を維持することができないという仮説を立てることができます。

「同一容量」「同一メーカー」「同一型番(パーツ番号)」のメモリ4枚を挿入しない限り、メモリクロック2,667MHzを維持するとともにデュアルチャネル効果を得ることはできないのではないか。

Apple公式回答で得られたメモリスロット1・2および3・4に挿入する方法は、メモリクロック2,667MHzを維持するものの、明らかにシングルチャネルとなりメモリ速度は半減する(確定)。

シングルチャネルによるメモリ速度半減を避け、かつメモリクロック2,667MHzを維持させる確実な方法は、メモリスロット1・3または2・4の2枚刺しとする方法しかない。

※2020年8月23日更新(取り消し線)

新しくブログ記事に投稿しますが、メモリ4枚差し=2,133MHzとなるのが「CPU仕様」であることが発覚しました。よってどんな条件でメモリ挿入しようが4枚になれば必ず2,133MHzとなる模様です。詳しくは、ブログ更新記事「新型iMac2020メモリ増設=2133MHzが正しかった?!」へ。

同一メーカー、同一パーツ番号云々については、不明な点が多く、仮に4枚同一であった場合は、4×シングルチャネルが発動してしまい、メモリクロックは2,667MHzが維持できますが、メモリ速度はシングルチャネルと比べて半減してしまうおそれがあります。

 

 

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