
U-NEXTの月額料金が同業比較して高すぎる理由

動画配信サービス(VOD)を利用して映画、ドラマ、アニメを視聴したいと思います。
動画配信業者が多く、どれを選んだら良いかわからない状況になっています。
動画配信サービス(VOD)の中でもU-NEXTの月額料金が同業比較して高すぎる印象を持ちますが、U-NEXT月額料金が高すぎる理由があれば、教えてほしい。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
この記事の要約
- U-NEXTの月額料金は同業他社と比較して高すぎると思いがちです。なぜその価格設定にした理由はなんでしょうか。
- U-NEXT月額料金が高すぎるとみえるには理由がありました。ポイントが毎月付与される設定となっているからです。これで好きなコミック、レンタル作品、雑誌購入に加えてNHKまるごと見放題パックに加入できます。
- U-NEXT内に好きな作品、書籍、コミック、ラノベの数が大きければ大きいほど加入しないと実質的な「損失」となります。4割というポイントバックプログラムがあるのでまずは試してみましょう。
本記事の信頼性
こんにちは。このブログ管理人nori( @noriakiasoblog )です。
この記事の信頼性は、次の事項により担保されています。
ブログ執筆者本人が、U-NEXT、Netflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオ、dアニメストアなどの動画配信サービスに登録したことがあり、全部で100作品以上を視聴した経験があること。
ブログ執筆者本人が、映画鑑賞年間50本以上、ドラマ年間20本以上、アニメ年間30本以上を視聴していること。

それでは、U-NEXTの月額料金が同じ動画配信サービス(VOD)の同業と比較して高すぎる印象を持ってしまう理由について解説していきたいと思います。
U-NEXTの月額料金が高すぎる理由を理解して、より自分に合った動画配信サービスを選んで映画、ドラマ、アニメを楽しんでいきましょう。
目 次
【高い?!】同業他社と比較してU-NEXTの月額料金は高すぎるのか?
すでにみなさんもご存知のとおり、U-NEXTの月額料金が他の動画配信サービスと比べて高いということはわかっているかと思います。
それでは、U-NEXTとはどのような企業グループであり、怪しい会社ということはないのでしょうか。
まず始めとしてU-NEXTがどんな会社なのかをみていきましょう。
U-NEXTはどんな会社なのか?
U-NEXTは、国内有数の動画配信サービス(VOD)の一つで見放題作品が18万本以上、20万本以上(2020年5月現在)の動画配信を行っており、国内・海外と比べても作品本数は同業他社と比較しても圧倒的なコンテンツ数を揃えています。
U-NEXTの基本情報は次のとおりとなります。
運営会社 | U-NEXT |
親会社 | USEN-NEXT HOLDINGS Co.,Ltd. |
設立年月日 | 2009/2/3 |
上場年月日(一部上場) | 2014/12/16 |
U-NEXTの前身は、USEN(有線サービス)といって、光回線などに注力していた企業グループです。
また、コンビニ、お店、スーパーなどのBGMはUSENを通じて音楽を流していました。
現在も同様のサービスが行われておりますが、U-NEXTの勢いが強くなっている状況です。
また東京証券取引所に一部上場を2014年に果たしている大きな企業であることは間違いなさそうです。
U-NEXTの同業他社と比較してどのぐらい高すぎるのか?
それでは、国内で提供されている動画配信サービス(VOD)の月額料金と主要なサービス内容を次のとおり表にとりまとめました。
(月額料金:税抜金額)
動画配信サービス | 月額料金 | コンテンツ数 | 無料トライアル期間 | DL機能 |
U-NEXT | 1,990 | 200,000 | 31日 | ○ |
Netflixプレミアム | 1,800 | 非公開 | ー | ○ |
Netflixスタンダード | 1,200 | 非公開 | ー | ○ |
Hulu | 933 | 60,000 | 2週間 | ○ |
Netflixベーシック | 800 | 非公開 | ー | ○ |
Amazonプライム・ビデオ | 500 | 非公開 | 30日 | ○ |
dTV | 500 | 120,000 | 31日 | ○ |
※この価格情報は2020年8月末時点のものです。価格は改変されるおそれがありますので、詳しくは各公式ウェブサイトで確認いただきますようお願い申し上げます。
※DL機能:スマホ、タブレットなどへのダウンロード機能
上の表では、動画配信サービスNetflixは「ベーシック」800円、「スタンダード」1,200円、「プレミアム」1,800円を、価格幅が広いことからそれぞれ別々に計上しています。
総作品数は20万本以上と他の動画配信サービスを圧倒しているという長所はありますが、それ以上に月額料金の差を埋めるほどのコンテンツ数は認められません。
仮にこの月額料金1,990円に対応するコンテンツ数であれば、コンテンツ数(作品数)は50万本以上あっても良いと思ってしまいます。ダウンロード機能(DL機能)については、どの動画配信サービスも同じですので、総合的に考えてやはりU-NEXTの月額料金は同業他社と比較して高すぎる印象は拭えないということとなります。
U-NEXTの月額料金は、他の動画配信サービス(VOD)と比較すると一番高いということがわかります。
U-NEXTも4K画質に対応していることから、同じく4KUHDに対応しているNetflixプレミアム1,800円と同等の価格ではありますが、残念ながらU-NEXTは、HD画質のみなら1,300円などと価格を選ぶことができないという欠点があります。
そのほか、Hulu,Amazonプライム・ビデオ、dTVと比較しても月額料金は、2倍、3倍以上の差があり、やはり、U-NEXTの月額料金は圧倒的に高かったということがわかります。
U-NEXTの月額料金を0とした場合に、他の動画配信サービスとどの程度価格差があるかについて次のとおり表を作りました。
U-NEXT月額料金と他の動画配信サービス月額料金との価格差
動画配信サービス | 価格差 | コンテンツ数 | 無料トライアル期間 | DL機能 |
U-NEXT | ー | 200,000 | 31日 | ○ |
Netflixプレミアム | -190 | 非公開 | ー | ○ |
Netflixスタンダード | -790 | 非公開 | ー | ○ |
Hulu | -1,057 | 60,000 | 2週間 | ○ |
Netflixベーシック | -1,190 | 非公開 | ー | ○ |
Amazonプライム・ビデオ | -1,490 | 非公開 | 30日 | ○ |
dTV | -1,490 | 120,000 | 31日 | ○ |
U-NEXT月額料金が1,990円(税抜)なので、Amazonプライム・ビデオとdTVとの価格差は約1,500円で3倍近くの価格差があるということになります。
唯一、4KUHD画質に対応するNetflixプレミアム1,800円とあまり変わらないという結果となっています。
U-NEXTも対応作品であれば、4K画質に対応しています。それでもU-NEXTの月額料金が高いということになります。
そもそも、なぜU-NEXTは、このようにして月額料金を高く設定することができるのでしょうか。
同一サービス内容であれば、U-NEXTは動画配信サービス業界において生き残っていくのは非常に厳しいよういんも思えます。
U-NEXT申込みをする前に関連記事「U-NEXT【無料トライアル前】必見!安全な会員登録・解約手順」で失敗しない会員登録と解約方法を確認しておきましょう。
【実は】U-NEXTの月額料金はビデオ見放題+雑誌読み放題+1,200円分
U-NEXTの月額料金については、公式ウェブサイトを閲覧すればわかりますが、月額料金(名目)だったということがわかります。

U-NEXT<ユーネクスト>の月額料金の考え方月額料金=ビデオ見放題990円+雑誌読み放題500円+1200ポイント(500円)
U-NEXTの月額料金の考え方と、我々の考え方が根本的に異なっていたようです。
U-NEXTの月額料金の考え方は、次のとおりとなっています。
月額料金=ビデオ見放題990円+雑誌読み放題500円+1,200ポイント500円
以上がU-NEXTの考える月額料金の考え方です。
本来のU-NEXTビデオ見放題とdマガジンや楽天マガジンのような雑誌読み放題サービスと一緒になっており、さらに1200ポイントが付与されるというものです。
確かにそのように考えれば安いように思えます。
ただしビデオ見放題が990円となっても同業他社の月額料金と比較するとまだまだ高いという印象は拭えません。
また、雑誌読み放題といっても、やはりdマガジンや楽天マガジンのように専業で行っている雑誌読み放題サービスと比べるとU-NEXTが提供しているサービスの内容は、見劣りがすると感じます。
それらを大きく割り引いても目玉だといえるのが「1200円分」の買い物ができる「1200ポイント」が毎月付くという部分です。
U-NEXTもこの辺をもっと強く訴求すれば良いと思いますが、圧倒的に他の動画配信サービス(VOD)にないU-NEXTの強みは、1,200ポイントが【毎月】付与されるということです。
U-NEXT申込みをする前に関連記事「U-NEXT【無料トライアル前】必見!安全な会員登録・解約手順」で失敗しない会員登録と解約方法を確認しておきましょう。
U-NEXTで毎月付与される1200ポイントは何に使えるのか?
それでは、U-NEXTに登録すると毎月付与される1200ポイント。
では、この1200ポイントはどのように使えばよいのでしょうか。
大まかにまとめると①準新作レンタル作品の視聴、②雑誌、コミック、ラノベ、書籍購入、③NHK番組見放題サービスに加入、④映画前売りチケット購入などにポイントを使用することができます。
①準新作レンタル作品(最大2作品分)をポイントで視聴する
映画やドラマだと公開または放送から半年以内のものまたは、非常に人気のある作品であるとレンタル作品に指定されることがあります。
これは、HuluやAmazonプライム・ビデオでも同じように人気作品や準新作作品は、「レンタル作品」として見放題作品と別の取扱いとなり、お金を出さないと視聴することができないようになっています。
ほかのAmazonプライム・ビデオなどを利用していれば、人気作品がレンタル作品となっていた場合は、視聴することをためらうか、諦めてしまうことがほとんどです。
しかし、U-NEXTであれば、最初から付与されている1200ポイント分を思う存分に使うことができるのでレンタル作品であっても気兼ねなく、動画を楽しく視聴することができます。
レンタル作品の相場は、550円なので、レンタル作品×2で1100ポイント分なので、レンタル作品最大2作品を視聴することができるという計算になります。
もちろん、常にレンタル作品で視聴したいものがなければ、ほかのことにポイントを使用すれば良いということになります。
②雑誌、コミック・マンガ、ラノベ、書籍をポイントで読む
U-NEXTでは、雑誌、コミック・マンガ、ラノベ、書籍を毎月付与される1200ポイントで購入することができます。
すべて電子書籍の形でダウンロードされることとなりますが、iPhoneやiPadなどのスマホやタブレットで電車の中やベッドの中で読むことができます。
もちろんこれらの雑誌、コミック・マンガ、ラノベ、書籍をポイントで購入したら、U-NEXTサービスを解約しても後からU-NEXTマイページから購入した雑誌、コミック・マンガ、ラノベ、書籍を読んで楽しむことができます。
電子書籍・コミックを購入したら、U-NEXTサービスにかかわらず、いつでもどこでも読めるというということになります。
③NHKまるごと見放題パックをポイント(990ポイント)を購入してNHKドラマ・ドキュメンタリー・バラエティーを楽しむ
U-NEXTが提供する「NHKまるごと見放題パック」とは、NHKオンデマンド作品約7,000本を見放題で視聴できるサービスです。
注意が必要なのが、NHKオンデマンドと全くサービス内容が一致するというわけではないので、加入する際には、両者の違いをチェックしておく必要があります。
U-NEXTの「NHKまるごと見放題パック」に加入すれば、U-NEXTビデオ見放題+NHKオンデマンド作品=月額基本料金で楽しむことができるということになります。
登録されている主なNHKの作品としては、次のような作品があります。
連続ドラマ小説
エール、半分、青い、あまちゃん、ひよっこ、おしん、まれ、まんぷく、スカーレット、ゲゲゲの女房、花子とアン、カーネーション、マッサン、ちりとてちん、べっぴんさん、わろてんか、など。
大河ドラマ
麒麟がくる、龍馬伝、篤姫、太平記、おんな城主直虎、八重の桜、徳川家康、武田信玄、徳川慶喜、おんな太閤記、いだてん、など。
その他
チコちゃんに叱られる、ブラタモリ、「有吉のお金発見 突撃カネオくん」、「芸人先生」、100分de名著、歴史秘話ヒストリア、プロフェッショナル、その時歴史が動いた、「腐女子、うっかりゲイに告る」、あさいち、「スリル!」、大地の子、小さなた旅、逆転人生、ファミリーヒストリー、ダーウィンが来た、SONGS,デジタルタトゥー、これは経費で落ちません、など。
④映画前売りチケットをポイントで購入
U-NEXTポイントが映画でも使用することができます。
映画の前売り券は、2,000円近いことから、1,200ポイントを全て使用することができず、ポイント有効期限90日間(約3ヶ月)で3,600ポイント余らせていた場合に使用することができます。
対象となる映画館は次のとおりです。
イオンシネマ、
松竹マルチプレックスシアターズ
なんばパークスシネマ、大阪ステーションシティシネマ
ユナイテッド・シネマ
109シネマズ
オンラインチケット予約「KINEZO」(全国のT・ジョイ、新宿バルト9、横浜ブルク13、梅田ブルク7、広島バルト11、鹿児島ミッテ10、こうのすシネマ)
U-NEXT申込みをする前に関連記事「U-NEXT【無料トライアル前】必見!安全な会員登録・解約手順」で失敗しない会員登録と解約方法を確認しておきましょう。
U-NEXT月額料金は実質690円。同業他社と比較して高すぎるというのは誤り
これまで解説してきたとおりU-NEXTの月額料金には、様々な用途に使用できる1,200ポイントが毎月付与されるということになります。
有効期限が90日間であるため、いつか使用しなければなりませんが、その使いみちは、レンタル作品からコミック・マンガ、書籍、ラノベ、NHKオンデマンド、映画館に至るまで非常に多様であり、1200ポイントを現金に近い存在とみなしても問題ないのではないかと思いました。
そのように考えると当初想定していた
U-NEXT月額料金1,990円=超高い⇒1,990-1,200=790円となり、数ある動画配信サービスの中でも中位の価格帯となります。
U-NEXT雑誌読み放題サービスの価値=100円程度か?
さらに、U-NEXTで読み放題となる雑誌が80誌あるということになれば、500円近くする雑誌読み放題サービスに加入しているのと同等となります。
しかしながら読み放題対象となる雑誌数は、
サービス名 | 雑誌数 | 価格 |
U-NEXT | 80 | ー |
dマガジン | 450 | 400円 |
楽天マガジン | 500 | 380円 |
※2020年8月末時点の月額料金となります。価格は変化しますので、詳しくは各ウェブサイトをご確認ください。
となります。
U-NEXTの雑誌数は他の雑誌読み放題サービスと比べて圧倒的に少ないことがわかります。
よって他のサービス価格帯が400円であるところ、雑誌数の少なさから割り引いたU-NEXT読み放題雑誌サービスの価格は、100円程度であると推定できます。
ポイントバックプログラム(コミック等購入で最大40%ポイントバック)
さらにU-NEXTでは、レンタル作品、雑誌、コミック・マンガ、ラノベ、書籍をクレジットカードなどで購入すると最大40%分がポイントバックされるというポイントバックプログラムがあります。
このポイントバックプログラムを利用して数多くの有料作品や書籍がU-NEXT内にあればあるほど、お得ということになります。
なぜなら他で購入するよりも実質的に4割引になるからです。
この4割分のポイントを積み重ねていけば、U-NEXT月額料金1,990円の元を取れてしまうこともあります。
U-NEXT月額料金の実質的価値は?
となればU-NEXTの実質的な月額料金は次のとおりになります。
U-NEXT | 月額料金(税抜) |
基本価格 | 1,990円 |
毎月1200ポイント | ー1200円/P |
雑誌読み放題サービス | ー100円 |
ポイントバック(購入で4割ポイント+) | ? |
実質U-NEXT月額料金 | 〜690円 |
※2020年8月末時点の月額料金となります。価格は変化しますので、詳しくは各ウェブサイトをご確認ください。
月額料金1,990円から毎月付与される1,200ポイント分を差し引くと790円となります。
さらに、U-NEXT雑誌読み放題サービス80誌分100円相当を差し引くと690円となります。
さらにポイントボックプログラムを通じてレンタル作品・購入作品・雑誌、コミック・マンガ、ラノベ、書籍を常に購入する人であればあるほど、4割分のポイントがたまっていき、さらに他の雑誌、コミック、ラノベを購入することができるようになりますので、実質的なU-NEXT月額料金は0円に近づいていきます。
U-NEXTで視聴したい作品が多くあり、さらに購入したい書籍、雑誌、コミック・マンガ、ラノベが多くあるという場合は、U-NEXTの利用価値は、月額1,990円を遥かに超えてしまうことになります。
U-NEXT申込みをする前に関連記事「U-NEXT【無料トライアル前】必見!安全な会員登録・解約手順」で失敗しない会員登録と解約方法を確認しておきましょう。
U-NEXT月額利用価値は、月額料金以上になる人(同業他社と比較して激安)
そもそものU-NEXTのコンセプトは、「価格を安くして楽しませよう」ではなく、なるべく多くのエンタメ作品を楽しんでもらおうということがコンセプトです。
よって、U-NEXTを利用することで月額利用価値が最大になるような人・つまり月額料金以上利用できる人は次のような方となります。
・新作、準新作、人気作品などレンタル・購入してゆっくり視聴したい方
・雑誌をダウンロードして様々なところで読みたい方
・コミック・マンガ、ラノベ、書籍を毎月1冊以上購入する人で作品がU-NEXT内にある場合
・好きな動画、書籍がU-NEXT内に数多くある方
以上のような場合は、U-NEXT内でより多くのレンタル作品や購入作品、書籍の購入などを通じてポイントを月額料金以上に付与されてしまうケースもあります。
このような方は、「月額料金」のハードルの高さを云々している場合ではなく、いち早く加入してしまわないと「見えない損失」を常に抱えるということとなります。
U-NEXT申込みをする前に関連記事「U-NEXT【無料トライアル前】必見!安全な会員登録・解約手順」で失敗しない会員登録と解約方法を確認しておきましょう。
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